トヨタ、今年の国内生産を上方修正へ
トヨタ自動車は、2013年の国内生産計画310万台を上方修正する方向で調整に入った。
10万~20万台程度上積みするとみられる。円高が修正されて輸出採算が改善したことで、北米などへの輸出台数が増えると見ているほか、国内市場でハイブリッド車や新型クラウンなどの販売が好調なことに対応する。
4~9月の半年間については、1日あたりの生産台数を1割程度増やす。すでにトヨタは、円高が修正されたことなどから、4、5月の1日あたりの生産台数を従来よりも1000台増やして約1万3000台にしており、この水準を9月まで維持する。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復への期待から、国内の新車需要も増えると予想している。このため、トヨタは13年の国内販売計画を、昨年12月の発表時より5万台増の145万台程度に上方修正する方針を固めている。