尖閣有事も盛り込み…日米共同作戦計画を策定へ
読売新聞 - 03月22日 22:51
小野寺防衛相は22日の記者会見で、日米両政府が進めている日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の見直しにあわせて、有事の際の自衛隊と米軍の共同対処要領などを定める新たな「日米共同作戦計画」策定を検討していることを明らかにした。
計画には、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を巡って中国との緊張関係が高まっていることを踏まえ、尖閣有事への対応も盛り込まれる見通しだ。
小野寺氏は計画策定に関して、「日本に対する武力攻撃に、整合性の取れた行動を円滑かつ効果的に実施することができるよう、平素から共同作戦の検討を行っている」と説明した。
共同作戦計画は、日本への武力攻撃や朝鮮半島有事などの周辺事態を想定したものが策定され、必要に応じて見直されてきた。いずれの計画も最高度の防衛機密とされ、公表されていない。