2020年夏季五輪の立候補3都市を調査する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会(クレイグ・リーディー委員長)による東京の現地視察が4日始まった。
この日は、まず立候補ファイル(開催計画書)にあるテーマから大会ビジョン・コンセプト、会場、選手村など4項目についてプレゼンテーションと質疑応答を実施。東京は成熟した都市力を生かした「安全な大会」や、選手村から半径8キロ圏内に85%の会場が収まる「コンパクトで、選手第一の計画」などを訴えた。
プレゼンターを務めたサッカー女子の澤穂希(INAC神戸)選手は「会場に緊張感があったが、いい雰囲気だった。招致活動が本格的になった感じ」と話した。午後からは会場や会場予定地の視察も行われる。
プレゼンテーションに先立って行われた公式歓迎行事で、安倍晋三首相が評価委へ歓迎の意を示し、「皆さまに保証します。わが政府の完全なるサポートの下、アスリートたちはここ東京で、他では得られない至福を味わうこととなります」と東京五輪の成功を約束。猪瀬直樹東京都知事も「東京の街を一言で言い表すならば『驚きに満ちた街』。伝統文化を有し、古いだけでなく、非常にモダンで、新しい流行、技術を生み出す力を持つ街」とアピールした。
評価委のリーディー委員長は「4日間の視察で、会場地を訪ね、五輪選手やアスリートとも会えることを楽しみにしている。首相にご出席いただいたこともとても光栄」と応えた。
評価委の視察は7日までの4日間の予定。東京が最初の訪問地で、マドリード、イスタンブール(トルコ)を回り、開催地を決めるIOC委員の投票の重要な判断材料になる評価報告書を作成する。(2013/03/04-13:25)

